場面を選ぶ

再生数がほしいとき、何を切り抜くか

伸びないクリップのほとんどは、編集自体はちゃんとできています。テロップは正しく、クロップは話者を追い、長さも適切。ただ、その場面がそもそも見る価値のないものだったのです。編集は1週間で覚えられます。誰かが見続けてくれるかを決めるのは選ぶほうで、それは何かを切る前に起きています。

クリップに必要なもの

4つあります。1つあれば普通は十分、2つあることはまれで、1つもないのが圧倒的に多い結果です。

誰かが反論したくなる主張

事実ではなく、とがった意見です。「いちばんの営業マンをクビにした」はクリップになります。「採用は大事だ」はなりませんし、どれだけ編集してもなりません。誰も反対できないなら、最後まで見る理由もコメントする理由もありません。

転換点のある話

何かが起きて、そして何かが変わった。クリップになるのはその転換点で、前振りではありません。良いクリップがたいてい話し手より1〜2文遅れて始まるのはそのためです。転換点が見つからなければ、その区間にクリップはありません。

耳を疑う数字

予想外の数字は、それだけでスクロールを止めます。値段、件数、期間、損失。ただ大きいだけでなく意外である必要があり、後から文字で足すのではなく、クリップの中で声に出して言われていなければなりません。

目に見えるリアクション

笑う、顔をしかめる、黙り込む、両手を上げる。ショート動画の多くは音なしで見られるので、言い方が良いだけの場面は画面に何も残しません。顔の表情が変わるだけでも、目に見える何かが起きる必要があります。

誰かが答えている 質問が何だったかを見せず、いきなり答えから始まります。視聴者には質問は要りません。最初に説明から入るクリップは、その時点でもう見られなくなっています。
目に見えるリアクション 両手を上げ、表情がすべてを語っています。これは音なしでも伝わります。スクロールしている人の多くは、そうやって目にするのです。
話の途中から、冒頭ではなく 前振りの後、話が転換するところから入ります。それより前は録画のもので、クリップのものではありません。

素材はどこから来るのか

録画には4種類あり、得られるものはそれぞれ違います。

  1. ポッドキャストやインタビュー。いちばん密度の高い素材です。2人が1時間話せば、台本のある動画なら言わなかったようなことを言う場面がいくつも生まれます。一方で切りすぎにもなりやすい素材です。あなたには面白い会話でも、最初の40分を聞いていない人には退屈だからです。
  2. ライブ配信。長くてゆっくりですが、その価値があります。良い場面はリハーサルなしで、まだ誰も切り抜いていないからです。ほとんどは飛ばすことになると思ってください。良い場面は予定していたことではなく、何かがうまくいかなかったところに集まります。
  3. ウェビナーや講演。構成がしっかりしていて、それは良くも悪くもあります。セクションは見つけやすいものの、その中で場面を見つけるのは難しい。準備してきた話し手は、角を取っていないことはめったに言わないからです。講演そのものより、最後の質疑応答を探しましょう。
  4. 画面録画やゲームプレイ。言葉ではなく映像がクリップを運ぶ唯一の素材です。ここで広まるのは結果です。勝利、ミス、誰も知らなかったソフトの機能。その周りの説明が広まることはまずありません。

このうち2つには、どう素材を見ていくかの専用ページがあります:ポッドキャストと配信。

絶対に広まらないもの

これらは弱いクリップではありません。うまくいきようがないクリップで、見分けられれば編集に使うはずだった1週間が浮きます。

文脈が必要なものすべて。理解するのに説明が必要なクリップは、その説明が最初の10秒になり、そこにはもう誰も残っていません。内輪ネタ、おなじみのネタ、前回を見ていないと笑えないものも同じです。

誰が言ったかだけで成り立っているもの。有名人が普通のことを言えば、その名前で広まります。でもあなたにはその名前がありません。無名の人がすごいことを言えば、その内容そのもので広まります。それこそが、切り抜き師が実際にコントロールできる唯一の武器です。

そして、ウォーミングアップから始まるものすべて。あいさつ、自己紹介のやり直し、これから話すことのまとめ。冒頭については最初の数秒で詳しく扱っています。こちらは良いクリップでも伸びないことがある理由です。

よくある質問

この話の根っこにある疑問

2時間の録画から何本のクリップが取れますか?

見た目より少ないです。1時間の会話に、それだけで成り立つ場面はたいてい数個です。20本取れる録画は、よほど特別か、甘く切りすぎているかのどちらかです。弱いクリップを投稿するのはタダではありません。プラットフォームにあなたのアカウントがどういうものかを教えてしまうからです。

場面よりテーマのほうが大事ですか?

誰が見るかはテーマで決まり、見続けるかは場面で決まります。転換点のある狭いテーマは、何もない広いテーマに勝ります。ありがちなアドバイス系クリップが伸びないのはそのためです。視聴者は膨大なのに、見る理由がないのです。

すでに人気のものを切り抜くべきですか?

50回切り抜かれた場面を切り抜けば、勝てない比較に入ることになります。しかも、ほとんどのキャンペーンは重複した投稿を無効にします。このアイデアを使えるのは、みんなが切り抜いている同じ録画から、別の場面を選ぶ形です。

どの場面に価値があるか、ツールで分かりますか?

候補は見つけられます。それが面倒な作業の大半です。熱量が変わるところ、主張が出るところ、話が転換するところ。そのうちどれがあなたの視聴者に合うかは判断で、それはあなたのものです。ツールが省いてくれるのは、見る価値のある10か所を探すために2時間をシークする手間です。

録画を全部見なくても場面が見つかる

リンクを貼れば、候補が完成したクリップとして返ってきます。カードは不要です。